ねこまつりのよるに| 4

天井が見える。

はっと身体を起こす。隣では瞬が安らかな寝息をたてている。

夢だったのか。
それなら、瞬を泣かせたというのも夢…

それにしても。
私は不安になり、瞬の頭をくしゃくしゃと撫でた。
猫耳は触れない。
「うーん… アフロ?」
瞬が寝返りを打つ。
「すまない、瞬」
私は慌てて、瞬に毛布を掛け直した。

本当はそのまま毛布をめくり、尻尾の有無も確認したかったのだが。やめておいた。
もしあの時、猫耳の瞬たちを受け入れていたら… 私は二度と夢から醒めなかっただろう。今こうして現実の瞬に触れられる喜びを噛み締めつつ、私はふたたび眠りについた。